【Agent Sai Srinivasa Athreya】 (Telugu)

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【Agent Sai Srinivasa Athreya】 (2019 : Telugu)
題名の意味 : 探偵サーイ・シュリーニワーサ・アートレーヤ
映倫認証 : U/A
タ イ プ : オリジナル
ジャンル : サスペンス
公 開 日 : 6月21日(金)
上映時間 : 2時間28分

監督 : Swaroop RSJ
音楽 : Mark K. Robin
撮影 : Sunny Kurapati
出演 : Naveen Polishetty, Shruti Sharma, Ramdutt, Suhas, Viswanath Mandalika, Darbha Appaji Ambarisha, Shredha Rajagopalan, Sandeep, 他

《 プロット 》
 アートレーヤ(Naveen Polishetty)はネッルールで探偵事務所「FBI」を営む若き私立探偵。3年前に母を亡くしていたが、当時、大学寮で暮らしていた彼は母の死に目に会えず、遺体さえ拝めなかった。それが彼の心の傷だった。彼にはスネーハ(Shruti Sharma)という新米の助手がいた。アートレーヤは非常に頭の切れる探偵だったが、依頼が来るのはつまらない事件ばかり。いい加減うんざりしていたある日、友人の警官シリーシュから、ウェンカターチャラムの鉄道線路沿いで身元不明の遺体が発見されたので、調べてほしいとの依頼を受ける。

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 アートレーヤは現場に赴き、調査を開始するが、そこへ警察がやって来て、不審者ということで連行されてしまう。牢屋の中で、アートレーヤは同じく投獄されて来たマールティー・ラーウという初老の男から、娘のディヴィヤが行方不明になり、それを警察に届けたら、何者かに罠にはめられ、詐欺容疑で逮捕された、と訴える。アートレーヤはマールティー・ラーウから失踪前にディヴィヤが連絡を取っていた3人の電話番号を教えてもらう。翌日、釈放されたアートレーヤは、早速ディヴィヤ捜しを開始する。まず、教えてもらった電話番号から、その3人はアジャイとハルシャという2人の男性、及びワスダという女性だということが分かる。ワスダとは連絡が取れなかったが、アートレーヤとスネーハは人物の特定ができたアジャイとハルシャを追跡する。しかしその途中で、アジャイもハルシャも殺害されてしまう。そして、各所の防犯カメラ映像と指紋から、アートレーヤがその殺人の容疑者として逮捕されてしまう。シリーシュの尽力で5日間だけ仮釈放されたアートレーヤは調査を続けるが、驚いたことに、牢屋で会ったマールティー・ラーウという人物は実在せず、ゴーパーラムという舞台役者の狂言だということが分かる。さらにアートレーヤは警官ワムシ(Ramdutt)の協力を得て調査を進めるが、彼らの所に初老の男が現れ、娘のワスダが行方不明だと訴える。ほどなく、カーワーリの線路脇でワスダの遺体が発見される、、。

・他の登場人物 : ボビー(Suhas)

《 コメント 》
・線路沿いで起きる連続死体遺棄事件を追ううちに、おぞましい犯罪が明らかになるというスリラー。サスペンスとしてよくできていて、面白かった。しかし私的には、脚本の巧みさ以上に、テーマとなった犯罪のほうに面白みを感じた。それは開いた口もふさがらない宗教犯罪なのだが、映画のエンディングで新聞記事が何点も映し出されていたことからすると、実際に起きた事件なのだろう(どんな犯罪かはここでは書かないことにする)。良い映画だと思うが、完成度を3つ星止まりにしたのは、作品をコメディータッチに仕立てたのに、そのコメディーがふっ切れていないように感じられたから(その欠点は主人公アートレーヤの人物像にも反映されている)。むしろ、取り上げたテーマの重さからすると、シリアスな犯罪ドラマでまとめたほうがよかったかも。ちなみに、アートレーヤの事務所の名前「FBI」は「Fatima Bureau of Investigation」の略で、「ファーティマ」は彼の初恋の女性だと説明されていた。しかし、なぜファーティマなの? その前に、主人公をなぜ「サーイ・シュリーニワーサ・アートレーヤ」という抹香くさい名前にした?
 (写真下:主演のナヴィーン・ポーリシェッティと、助手スネーハ役のシュルティ・シャルマ。なぜか黄色い衣服を身に付けていることが多かった。)

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《 オマケのひと言 》
・私が本作を気に入ったもう一つの理由は、これが非常にローカル性の強い映画だということ。物語の主な舞台はネッルールだが、これはテルグ映画でも珍しい。そして鉄道路線に絡めて、オンゴール、カーワーリ、ウェンカターチャラム、アーランバーカムなどの地がキーとなっている。私は、ボリウッド映画と違って、どうせローカル映画なら、しっかりとローカル感のある映画を楽しみたいと思っている。その点で本作は良かった。(ちなみに、登場人物の1人のボビーはカンナダ人という設定だったが、それもわざわざハーサンという地方町の住人となっていた。なぜ?)

◆ 完成度 : ★★★☆☆
◆ 満足度 : ★★★★☆
◆ 必見度 : ★★★★☆

《 鑑賞データ 》
・鑑賞日 : 6月29日(土),公開第2週目
・映画館 : Gopalan Cinemas (Sirsi Circle),13:30のショー
・満席率 : 3割
・場内沸き度 : ★★☆☆☆
・備 考 : 英語字幕付き

《 参考ページ 》
https://www.imdb.com/title/tt10214826/

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